年齢別のポイント
はじめに
年齢別ポイント
1歳頃
1−2歳
2−3歳
3−5歳
仕上げ磨き
子供の成長は個人差があるため、一概に年齢だけでは区別が出来ません。一度お子さんのお口に歯がどれくらい生えているかをご確認の上、参考にしてください。
○ 1歳頃(前歯が生える頃)
・ 離乳期にはいると、歯が生え、食生活が変わり始め、お口の中の環境が大きく変わり始める時期です。
・ 寝る前には湿らせたガーゼや綿棒で歯をぬぐってあげるようにしましょう。
・ 上下8本の乳前歯が生えそろったら、子供用の歯ブラシを使ってみて下さい。
・ ご両親による仕上げ磨きは、お子さんの頭を膝の上にのせて寝かせた状態で行ってください。
・ 歯ブラシは歯ぐきやくちびるに当たると痛いものです。ガーゼなどで歯ぐきをカバーしてから歯に歯ブラシを当ててみてください。
○ 1〜2歳頃(奥歯や犬歯が生え出す頃)
・ 奥歯が生え始める頃には、両親による歯ブラシが必要不可欠になります。
・ 子供に歯ブラシを持たせてみても良い頃です。ただしこれは歯ブラシの抵抗感をなくす習慣づけのようなものです。どのようにしたらいいのかではなく、親子で一緒に歯ブラシをしてみましょう。きっと抵抗なく見よう見まねで自分でもするようになるでしょう。歯ブラシが終わった後は両親が仕上げ磨きをしてあげてください。
・ 仕上げ磨きは同様にお子さんを寝かせた状態で行ってください。
○ 2〜3歳頃(乳歯が20本生えそろう頃)
・ 2歳半前後には一番奥の乳歯が生え始めます。
・ 歯が生えそろうようになると、歯と歯の間が磨きにくい場所になります。
・ 乳歯の歯並びは歯と歯との間がピッタリとくっついて並んではいません。少し隙間があります。歯と歯との間に肉眼で隙間がないようでしたら、フロスを使ってご両親が磨いてあげてください。
・ 2歳にもなると自分の興味のあることは行動を起こすようになります。反対にイヤなことはやりたがらなくなります。ご両親の仕上げ磨きも子供が嫌がらないような方法でしていかなければいけません。
・ 食後、ぶくぶくと口をゆすがせるような練習をするようにしてみましょう。
・ 仕上げ磨きは寝かせた状態、もしくは上半身を起こした状態で行います。上半身を起こした状態では後頭部をおへその上あたりで支え、頭が大きく動かないようにしてあげましょう。
○ 3〜5歳
・ 歯みがきが習慣として身に付き始める時期です。
・ 規則正しい食生活を身に付かせていくようにしましょう。だらだらと食べていたり、たえず口に何かが入っている状態は良くありません。特にジュースなどを一缶もしくは一瓶持たせておくことはよくありません。必要な量を小分けにして与えるようにしてください。ジュースをたえず口にしていますと、広範囲にむしばが出来る可能性があります。
・ 仕上げ磨きはまだまだ必要です。子供の後ろ側に立って(座って)磨くのが基本的な位置です。上の歯の磨きにくい所は子供に上を向いてもらうとやりやすいでしょう。歯の裏側で磨きにくい所があれば、子供の前に来て向かい合ったかたちですると良いでしょう。
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