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保険制度

 

日本では皆保険制度により、いつでもどこでも誰でも気軽に医療機関に受診できるようになっています。医療費の明細は政府によって管理されています。

保険証に3割負担と書いていれば、かかる医療費の3割を窓口で支払い、あとの7割分を健康組合に医療施設側が請求するという形になっています。医科でも歯科でも同じです。

日本での歯科治療には保険のきくものときかないものがあります。保険のきかない治療とは主に保険制度における指定以外の材料や治療法を用いたものです。日本で保険のきかない治療としては、指定外の合金を用いた詰め物・かぶせもの、奥歯での白い歯のかぶせもの、前歯でのポーセレンを用いたかぶせもの、インプラントなどがあります。

シンガポールを含め日本以外の国では、皆保険制度というものはなく、基本的な社会保険と任意の保険のみです。契約する保険にもよりますが、傷害・病気別に請求できる上限金額が決まっています。診療にかかる医療費については政府の管理下にはないため、医療施設側が独自に医療費の設定をしています。同じ治療でも費用が異なるのは、施設の違いであったり、サービス・ケアの違いであったり、衛生管理の違いであったりします。

日本の会社からの社命(辞令)により海外に駐在している場合は、勤める会社によって社員に掛ける保険は異なります。治療費にかかる費用のすべてを負担するところもありますし、治療費にかかった費用の組合負担割合分を後日還付するところもあります。また国民健康保険(国保)では、日本での治療にかかる費用に相当する金額を還付するという制度もあります。歯科についての保険負担は様々です。まずはお勤めの会社に相談してみてください。

また保険の請求方法も会社により異なります。レシートのみで良いところもありますし、明細が必要なところや、医師の診断書が必要なところもあります。こちらについても会社の方にお問い合わせ下さい。

 

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