オリンピックと歯科
26 July '04 Update
オリンピックと歯科もうすぐオリンピックが始まりますね。私こちらに住み始めて3年余りになります。その間に冬季オリンピックやサッカーワールドカップをこちらのローカル放送で見たのですが、実況が物足りないなぁと感じていました。冬季オリンピックではシンガポール選手が派遣されていないためか、放送すらありませんでした。今年のオリンピック放送はどうなるのでしょうか?日本みたいに朝から晩まで(晩から朝まで?)テレビ漬けにならないのは、健康的ではあるんでしょうけど、ちょっと物足りない予感がしています。
さて本題ですが、オリンピックの選手村には、医療施設が調えられています。内科、外科、理学療法科、眼科そして歯科があります。競技中に最高の結果が出せるように配慮されたものです。
歯の痛みや不調、かみ合わせを維持する歯牙の破折・修復物の脱離などは、いづれも競技結果を左右することになります。ちょっとした痛みが集中力の低下を招いたり、持てる力のすべてを発揮できなかったり、持続力を失ったりすることになります。
先進各国はオリンピック派遣団にメディカルチームを同行させていますが、歯科については器材の関係もあるため、チーム内に歯科医は同行していません。歯科疾患の治療は競技・トレーニング以前の必須条件となっています。緊急の事態に際しては開催国選手村の総合診療所を尋ねることになります。また発展途上国の選手においては、オリンピック参加にあわせて、発展国での歯科治療を受診希望する方も多いそうです。スポーツ選手にとって歯の治療は大切なものであることは、周知の事実になっています。
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