スクラビング法は

1. 小刻みにブラシを動かすこと
2. 表側は歯に垂直に歯ブラシを当てて、毛先の縁が歯ぐきの際に当たるようにすること
3. 裏側とかみ合わせの面とは同時に磨くように、歯ブラシを斜めに当てること

が基本になっています。

a. 磨き残しがでないように一本ずつ順番に磨いていくこと
b. 余計な力が加わらないように、軽く歯ブラシを持つこと

この二つも歯ブラシを行う上で重要です。

それでは、はじめに歯ブラシをする前に鏡で自分のお口の中を見てみましょう。

歯と歯との間に隙間があったり、歯並びの悪いところは気を付けなければいけないところです。

歯ぐきと頬の粘膜との位置関係をみてみましょう。

頬をいろいろな方法にひっぱてみてください。粘膜には動くところと動かないところがあります。動かないところがいわゆる歯ぐきであり、動くところが頬の粘膜です。

一番奥の歯と歯ぐき、頬の粘膜をみてみましょう。

お口を大きく開けて、一番奥の歯ぐきの山が低く頬の粘膜が歯にピッタリとついている場合、お口を開けて磨いていたのなら、一番奥の歯は磨けていなかったことになります。このことはお口の小さな女性やえらが張り噛む筋肉の強い男性によくあるケースです。この場合にはお口をむすんだ状態で、小さなヘッドの歯ブラシを使って磨いてみて下さい。

歯と歯ぐきの境界部分をみてみましょう。

歯の根元部分にぬめりがあるところはありませんか?
歯ぐきの際の部分が他と比べて赤くなっているところはありませんか?
歯と歯の間の歯ぐきの部分が他と比べて丸みを帯びているところはありませんか?

上の3つが少しでもみられるところは、日頃のお手入れが行き届かず歯肉炎・歯周炎の可能性があるところです。このような歯ぐきになっているところの歯はもう少し歯ブラシを丁寧にする必要があります。

次は歯ブラシの持ち方をみてみましょう。

 

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