外傷による歯の破折、脱落
17 Sep 2003 Update
はじめに
子供は歩けるようになると、活動的になり、嬉々として走り回ることもあるでしょう。子供の成長が間近に感じる時ですが、同時に親として子供が危険な状態に晒されることのない様な配慮が必要不可欠になってきます。
転倒し、歯を打つことで、歯が欠けたり、歯が抜けたりすることもあります。乳歯に外傷を受けると生えてくるはずの永久歯に影響を及ぼすことがあります。
永久歯であれば歯が事故によって抜け落ちても、元の位置にもどすこと(再植)ができますが、乳歯の場合には一度抜け落ちた歯は元に戻すことはできません。
もし歯が欠けた場合には、歯のかけらを持ってすぐ歯科医院を受診してください。状態がよければ、接着剤でくっつけることも可能です。もちろん事故を未然に防ぐことができれば、それがベストです。
事故(受傷)直後の確認
歯を打った場合、歯が欠けたり、歯がぐらぐらしたり、口から出血があったりなどします。
お子さんがもし転倒などして、そうなった場合には、まず子供に、いつどこでどういうふうに事故が起きたかを聞いてあげてください。親の気が動転したり、子供が泣きやまなかったりするかもしれませんが、受傷時の状態および事故からどれくらいの時間が経過しているかを知ることは、治療を進めていく上で重要な要素になります。
つぎにもし頭から落下した場合には、目がはっきりと見えているかどうかを確認してください。もし意識がはっきりしない、もしくは物が二重に見えている場合には、まず病院の受付に行き精密検査を受けて下さい。
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