おわりに


SARSは未だ詳細がつかめていません。

特効薬も現在のところありません。


病院では症状の緩和を主目的とした治療が行われています。ウィルス自体に作用させる薬として、抗ウィルス薬(リバビリン)や治癒した患者からの血清の投与が行われています。

SARSに対する特効薬やワクチンについては、いずれも開発段階です。新薬は動物試験、治験での安全性が確認の上承認されますので、登場までには今しばらくの時間が必要となります。


現在のところ公共の場所にて集団感染したとの報告はありません。

 4月22日追加記事: Pasir Panjong(パシパンジャン)卸市場にてSARS感染者が働いていることが分かりました。現在のところ彼から感染を受けたのは彼の家族および医療関係者(NUH)、タクシードライバー、卸市場関係者です。しかしながら最悪のケースを想定して、卸市場の関係者約2500人は自宅隔離することになりました。卸市場は5月4日まで閉鎖されます。
 4月5-19日の間に Pasir Panjong 卸市場を訪れたことがあり、なおかつ具合の悪い人は外出せず家にいるようにしてください。救急車をご希望の場合には993(シンガポール保健省ホットライン)まで電話連絡して下さい。


心配しすぎる必要はないと考えますが、予防対策としてのうがい・手洗いはお薦めします。


尚、病院内の建物の入り口では検温が実施されています。この検温は、お互いの安全および安心を得るためのものです。皆様にはお手数をおかけしますが、ご理解の程をお願いします。

 

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