血液疾患


1. 白血病
白血病の初期症状として、お口の中に現れるものがあります。
 ー歯肉出血・血腫・出血斑・歯肉炎(急性壊疽性歯肉炎)などー
詳細について事前に歯科医にご相談下さい。

【チェック事項】
a. お口の中の出血
b. 関節部の血腫・出血斑
c. 感染への対応
d. 白血病の種類(骨髄性、リンパ性、急性、慢性)
e. 現在の病状(貧血、白血球・血小板の数)
f. 治療内容(ステロイド剤、抗ガン剤)
問診では以上のことが尋ねられます。分かる範囲内でお答え下さい。もちろんご本人にも分からないところもあるかと思いますので、その際はお気兼ねなくご相談下さい。


【歯科治療との関係】
a. 歯肉出血、口臭、口内炎
b. 歯科治療は寛解期、および改善しつつある慢性期のみに出来ます。
c. 出血傾向、易感染性に対する対応
d. 歯肉出血予防のための衛生指導

 

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2. 血友病
歯科治療にはある程度の出血が伴います。出血時の対応の把握が必要です。
様々な制限などがありますので、詳しい病態を知っておく必要があります。
ご自身でもある程度の病態の把握はしていらっしゃるかと思いますが、歯科治療受診の前に、一度かかりつけ医にご相談下さい。

【チェック事項】
a. 血友病の種類。治療法
b. 出血傾向(紫班の有無、軽度の外傷時の持続的出血、外科処置の既往)
c. 血液製剤に伴う合併症など
問診では以上のことが尋ねられます。分かる範囲内でお答え下さい。もちろんご本人にも分からないところもあるかと思いますので、その際はお気兼ねなくご相談下さい。


【歯科治療との関係】
a. 出血を伴う治療の際への対応(血液因子を補充してもらうこともあります)
b.小さな傷に対する対応
c. 麻酔薬の選択(血管収縮薬の入ったもの)
d. 腎性骨症に伴う骨密度の減少

 

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3. 紫斑病
出血斑を主症状とする全身性出血傾向のある方です。
血管性紫斑病と薬剤による血小板減少性紫斑病に分かれます
歯科治療にはある程度の出血が伴います。出血時の対応の把握が必要です。

【チェック事項】
a. 血小板の数
b. 副腎皮質ステロイド剤の使用の有無
c. 症状は(紫斑、出血斑、鼻血、歯肉出血、血尿、タンパク尿、関節血腫等)
d. 血管性か薬剤性か?薬剤であれば原因薬剤は?
d. 出血傾向(紫班の有無、軽度の外傷時の持続的出血、外科処置の既往)問診では以上のことが尋ねられます。分かる範囲内でお答え下さい。もちろんご本人にも分からないところもあるかと思いますので、その際はお気兼ねなくご相談下さい。


【歯科治療との関係】
a. 出血を伴う治療の際への対応
b. ステロイド剤使用に対する対応

 

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