免疫・アレルギー疾患
1. 慢性関節リウマチ
関節リウマチに伴う顎関節症が認められることがあります。
長時間同じ姿勢をしていることが困難な場合もあります。
ステロイド剤の長期投与により、感染を受けやすくなる場合があります。
血管や骨がもろくなり、傷の治癒が遅れる場合があります。
詳細について事前に歯科医にご相談下さい。
【チェック事項】
a. 病歴(特にステロイドをどれくらいの期間使っているか)
b. 無理のない姿勢は?
c. 心肺機能などの全身状態は?
d. 骨粗鬆症に対する対応
問診では以上のことが尋ねられます。分かる範囲内でお答え下さい。もちろんご本人にも分からないところもあるかと思いますので、その際はお気兼ねなくご相談下さい。
【歯科治療との関係】
a. 感染予防
b. 心肺機能に負担をかけない治療
c. 無理のない姿勢
d. 顎関節症に伴う開口制限
2.
薬物アレルギー
何らかのアレルギーをお持ちの方は、薬剤に対してのアレルギーが出やすくなります。
症状には、かゆみ・じんましん・紅斑・皮膚がむける・口内炎・光線過敏・アナフィラキシーショックなど様々です。特に全身のむくみ・発疹・水ぶくれは要注意です。全身に症状が現れた場合にはすぐに担当医にお知らせ下さい。
詳細については、歯科医もしくはかかりつけ医にご相談下さい。
【チェック事項】
a. 牛乳・卵・大豆などの食物アレルギーは
−薬物の中には卵白タンパク質を用いているものもありますー
b. 風邪薬・抗生物質・鎮痛剤のアレルギーは
c. 歯科治療に使う局所麻酔薬での異常はなかったか?
d. 原因物質は
e. 使用可能な薬剤は
問診では以上のことが尋ねられます。分かる範囲内でお答え下さい。もちろんご本人にも分からないところもあるかと思いますので、その際はお気兼ねなくご相談下さい。
【歯科治療との関係】
使用可能な薬剤への対応
3. 金属アレルギー
歯科で使う合金による詰め物・かぶせもの以外にも金属化合物は様々なところで使われています。
お口の中はいつも湿っていますし、様々な酸(酸っぱい飲食物、胃酸、虫歯による酸)の影響を受けやすい所です。酸に晒されると、少なからず金属はイオン化し溶出します。
金属アレルギーの抗原が分かっている場合には歯科医に伝えてください。
【チェック事項】
a. 接触アレルギー(ネックレス・腕時計などによるアレルギー性皮膚炎)
b. 難治性の湿疹、アトピー性皮膚炎
c. パッチテストなどによる抗原判定の有無
問診では以上のことが尋ねられます。分かる範囲内でお答え下さい。もちろんご本人にも分からないところもあるかと思いますので、その際はお気兼ねなくご相談下さい。
【歯科治療との関係】
a. 使用可能な合金の診査
症状の出る原因は様々です
a. 刺激性物質の毒性によるもの
b. 蓄積(繰り返し)刺激によるもの
c.アレルギー反応によるものがある。
歯科治療時における原因として、
a. 刺激の強い薬剤
b. かみ合わせ、義歯(入れ歯)、金属物
c. 消炎鎮痛剤
d. 歯科医が使う手袋(ラテックス)によるもの
があります。
5.食物アレルギー
養殖した動物には抗生物質を与えて育てたものもいます。
卵アレルギーのある方では、卵白タンパク質を用いた薬は使えません。
6.アトピー性皮膚炎
歯科治療時における皮膚炎の悪化の既往はあるかどうか
【歯科治療との関係】
ステロイド剤の使用は?
上の奥歯の違和感
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