歯冠研磨
1.
はじめに
2. 歯冠研磨
3. 歯肉縁上歯石除去
4. 浅いポケットの歯石除去
5. 深いポケットの歯石除去
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要旨 歯冠研磨は細菌が再付着しないような環境を整えることを目的としています。歯の着色が多い場合には研磨ペーストを用いることもあります。 |
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歯冠研磨とは、歯ぐきの上にでている歯の表面を磨くことをいいます。歯冠研磨の目的は歯の表面を滑沢化し、細菌が再付着しにくいような環境を整えることです。細菌は歯に定着する際に、他の細菌が集まりやすくするような粘性の物質を歯の表面に出します。この物質を取ることを第一の目的としています。また歯冠研磨を行うことにより、歯の表面に付いた着色も落とすことが出来ます。
歯の表面には奥歯の噛む面の溝はもちろんのこと、他の表面も細かな溝や凹凸があるものです。小さな溝や凹凸部分はコーヒー、お茶、香辛料などの色素が溜まりやすい部分でもあります。歯冠研磨では、このような着色も含めて、きれいに磨きます。
着色部分を落とすには、細かな粒子を歯の表面に吹き付ける方法と研磨ペーストを用いて磨く方法があります。研磨の必要性に分けて荒い粒子から細かい粒子のものへと段階的に磨き上げていきます。
通常歯冠研磨は歯石・歯垢除去が終わった後行います。
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