浅いポケットの歯石除去


1. はじめに
2. 歯冠研磨
3. 歯肉縁上歯石除去
4. 浅いポケットの歯石除去
5. 深いポケットの歯石除去

 

要旨

 ポケットの歯石除去には細かな器具が必要になります。病的なポケットはさわると敏感に歯ぐきが感じることもあります。この部分の歯石除去には麻酔を用いることがあります。

 

歯周病になりポケットが形成されると、歯石はポケットの中にも付いていきます。ポケットの中は上が歯石でフタがされていて、酸欠の状態になっています。酸素のないところでは、酸素のあるところに比べて、悪性の細菌が住みやすい環境になります。


悪性の細菌が住み着き、さらにそれが歯石となると、歯周病は悪化のスピードを高めてしまいます。


ポケットの狭い空間に対し、歯石を取るには細かな器具操作が必要になります。またポケットの中は直接目で見ることは出来ないところですので、根の形態を念頭に置きつつ、歯石の存在を触知・除去していきます。炎症が強く、歯ぐきの痛みが敏感になっている場合や出血が多いときなどは麻酔をすることもあります。


歯石除去を確認後、消毒をします。歯石・歯垢が除去されれば、ポケットが減少し、歯ぐきが引き締まってきます。

 

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