17 Sep 2003 Update
歯の脱臼（脱落）
歯が抜け落ちた場合には、歯の頭の部分を持って拾ってください。根の部分は手で触らないようにしてください。歯に土ぼこりなどがついている場合には、流水下で軽く短時間で洗い流してください。（根の部分を触らないようにしてください。）もし自分で元の位置に戻せるようであれば、元の位置にもどした状態で歯科医院を早急に訪問してください。
歯をよく見ると、根の部分が赤くなっています。根についている赤い部分（歯根膜）が痛んでなければ、その歯を元に戻すことも可能です。
外出先で歯が抜けて、自分で元の位置にもどすことが出来ない場合には、本人の唾液で湿らせたティッシュなどで軽く包んでください。（密着させるのではなく、乾燥を防ぐのが目的です。）屋内で歯が抜けた場合には、生理食塩水があれば、その中に漬けて置いてください。もしない場合には、本人の唾液を溜めるなどして保管してください。もしそれも出来なければ、次善の策として牛乳の中に入れて保存して下さい。ただし牛乳の場合、前記２つの物に比べて成功率は低下します。
そしてすぐに歯科医院を受診してください。保存状態がよく短期間であればあるほど、もどした歯の生着率は高くなります。
抜けた歯をもう一度もどす治療方法を再植といいます。この再植法は通常永久歯が対象となります。
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